もくの木ブログ

2015.10.08

なぜ「はり治療が効く」と言われるのでしょう?

髪の毛ほどの細い、金属の「はり」で身体のツボを刺激するだけで、いろんな症状が改善してしまう。そのしくみを解説します。

人間の身体には、微弱な電気信号が流れています。そして金属は電気を通します。はり治療が効くのは、「はり」が金属であるために、身体のツボに「はり」が接触することによって身体に流れている微弱な電気信号を変えてしまうからだといわれています。
これによって血流の状態が変わり全身に影響がでてきます。

金属で身体の微弱な電流を変化させる
人間の身体には目に見えない様々な機能が備わっているのです。

たとえば「経絡」という身体にエネルギーを回すためにくまなく回っているルートも目に見えませんし、「はり」をうつ「ツボ」も目には見えません。よく、「元気」「気力」とかいう言葉でも使われる、生命エネルギーをあらわす「気」も目に見えることはありません。
しかし、確かに存在するものです。
「はり治療」は「はりという金属」を使って身体の微弱な電流を変化させ、身体の生命エネルギー(気)を動かすことによって、血流の状態を良くし、自然治癒力を高め、自分の力で病を治す方法です。はり治療が「効いた!」というのはあなたの自然治癒力が高まって自分の力で症状を改善してくれたから、「効いた」と実感できるのですね。

正しい「ツボ」にはりをすることが必要

ところが、ただやみくもに「はり」をしても、身体の自然治癒力はあがりません。
身体の自然治癒力を高めるために効果的に「はり」を効かせるためには、正しい「ツボ」に「はり」をすることが必要です。
この「ツボ」は目に見えないので現在の科学では解明することはできませんが、どのツボに「はり」をすればいいのか?は過去何千年の歴史の積み重ねによって、経験的にわかっています。
鍼灸師は、うまくこのツボを選んで「はり」をします。
そして、自然治癒力を高める手助けを行い、あなたの自然治癒力が勝手に症状を改善してくれます。


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